<例題>三つのサイコロを同時に投げるとき、出る目の中で最も小さい数が 3 である確率を求
めよ。
<解答>三つのサイコロを同時に投げるとき、出る目の出方の総数は、
6×6×6=216
出る目の出方で、3以下の目の出る場合の数は、
3×3×3=27
出る目の出方で、2以下の目の出る場合の数は、
2×2×2=8
出る目の中で最も小さい数が 3 である場合の数は、
27−8=19
求める確率は、19/216・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(答)
<例題>10本中に3本の当たりくじが入っているくじ引きを A,B の順に引くとき、A,B
の当たる確率を求めよ。
<解答>A,B の順に引くとき、くじの出方を表わす記号を要素とする集合を U とする。
U の中で、A が当たる出方を表わす記号を要素とする集合を P,
B が当たる出方を表わす記号を要素とする集合を Q,
A が当たる確率を p とすると、
p=n(P)/n(U)=3/10=0.3
B が当たる確率を q とすると、
q=n(Q)/n(U)
=n{(P∩Q)∩(Pn∩Q)}/n(U)
=n(P∩Q)/n(U)+(Pn∩Q)/n(U)
=n(P)/n(U)×n(P∩Q)/n(P)
+n(Pn)/n(U)×n(P∩Q)/n(Pn)
=3/10×2/9+7/10×3/9
=6/90+21/90
=27/90
=3/10=0.3・・・・・・・・・・・・・・・・(答)
注 意
これは高校数学です。中学生ならば、
q=n(Q)/n(U)=3×9/10×9=27/90=3/10=0.3 でも良い。
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