整数の指数 

大学生でも数学課の学生でないと理解してもらえないかも・・・? 注  意 整数のブロックを見てから,ここを読んで下さい。 整数の指数の定理を証明をするのに、自然数の指数の定理を使います。
<定義−1>a(m,n)=a/a  但し、a≠0,(m,n)∈Z
(a≠0 の但し書きがあるから、0 は未定義で、0=1 です) これはよそ様のHPです。このリンク先の方に賛成している訳ではありません。 皆さんのご参考のためです。
 What is 0^0 ? 
「この定義は・・・にある。そこからのパクリだろう」と思われる方は、どうぞそ う思われて、そのような評価をなさって下さい。そして、その情報を是非お知らせ 下さるようお願い致します。これはどこかの数学の書籍に必ずあります。    
<定理−1>     1) a=1     2) a=a     3) a−k=1÷a <証明>1)を示す。       a=a(k,k)=a/a=1 この証明で a=1 が本当に分かった気がしました。
高校生向け整数の指数は a=1 を証明するために a=1×a×a×・・・・×a を用意をしている感じ。「感じ」でなく,本当にそうなのです。実はこの定義を考え たのは私で、作った当人が素直にそれを認めます。ここでは「インチキ、詭弁、こん な非難に黙って耐えねばなるまい」と観念していました。これは本格的な整数を使う 前に考えた、要するに一時凌ぎの定義でした。こんな詰まらんものを私はパクリはし ません。ここにある定義なら、これはパクルに値します。パクリ先をお探しになられ たら、きっとみつかるでしょう。落ちこぼれの大学教授の書いた本には多分ないでし ょうが、これまでの数学にこの定義がなかったと皆さんは考えられますか? 私には とても考えられません。                           
    2)を示す。       a=a(k+1,k)=ak+1/a=a     3)を示す。       n−m=k とすると,         a−k=a(m,n)=a/a=1/an−m=1÷a この証明で a−k=1÷a も本当に分かった気がしました。 <定理−2>     1) a×a=ai+j     2) a÷a=ai−j <証明>i=(k,l),j=(m,n) とおく。     1)を示す。       a×a=a(k,l)×a(m,n) =a/a×a/a =(a×a)/(a×a) =ak+m/al+n ∵ k,l,m,n は自然数 =a(k+m,l+n) =a(k,l)+(m,n) =ai+j     2)を示す。       a÷a=a(k,l)÷a(m,n) =a/a÷a/a =(a×a)/(a×a) =ak+n/al+m ∵ k,l,m,n は自然数 =a(k+n,l+m) =a(k,l)−(m,n)  この変形は整数のページを見てください。 =ai−j <定理−3>     1) a×b=(a×b)     2) a÷b=(a÷b) <証明>i=(m,n) とおく。     1)を示す。 a×b=a(m,n)×b(m,n) =(a/a)×(b/b) =a/a =(ab)/(ab) ∵  m,n は自然数 =(ab)(m,n) =(a×b)     2)を示す。 a÷b=a(m,n)÷b(m,n) =(a/a)÷(b/b) =(a÷b)/(a÷b) =(a÷b)/(a÷b) ∵  m,n は自然数 =(a÷b)(m,n) =(a÷b) <定理−4>(a)=aij <証明>i=(k,l),j=(m,n) とおく。      (a)={a(k,l)}(m,n)          =(a/a)(m,n)          =(a/a)÷(a/a)          =(akm/alm)÷(akn/aln) ∵ k,l,m,n は自然数          =akm+ln/alm+kn          =a(km+ln,lm+kn)          =a(km+ln,kn+lm)          =a(k,l)×(m,n) この変形は整数のページを見てください。          =aij 定理−5 0<i のとき, 1) 0<a<1 ⇒ 0<a<1 2) a=1 ⇒ a=1 3) 1<a ⇒ 1<a 4) 0<a<1 ⇒ 1<a−i 5) a=1 ⇒ a−i=1 6) 1<a ⇒ 0<a−i<1 [証] i=(m,n) とおくと,0<i より,n<m 1)を示す。 条件から,0<a<1 0<a<1, 0<a<1, a<a 上の式より,0<a/a<1 0<a(m,n)<1 0<a<1 2)を示す。 条件から,a=1 a=1,a=1 上の式より,a/a=1 a(m,n)=1 a=1 3)を示す。 条件から,1<a 1<a,1<a, a<a 上の式より,1<a/a 1<a(m,n) 1<a 4)を示す。 条件から,0<a<1 0<a<1, 0<a<1, a<a 上の式より,1<a/a 1<a(n,m) 1<a−i 5)を示す。 条件から,a=1 a=1,a=1 上の式より,a/a=1 a(n,m)=1 a−i=1 6)を示す。 条件から,1<a 1<a,1<a, a<a 上の式より,0<a/a<1 0<a(n,m)<1 0<a−i<1
ページを拝見しましたが「大学生向けの」というのは、 ごく普通の指数の定義に見えます。 「ごく普通の指数の定義に見えます」この感じは実に的を得ています。自然数を使っ ているときに「証明は出来ないが、どうやらこうらしいなぁ・・・」 と予想していた ことが、そのままそっくり証明になっています。 これは「指数が自然数から整数へと 前進させるとき考えられたものを裏付けるには、 何と大学生用の本格的な整数を使わ ねば出来なかった」ということを意味しています。 これでもって「痒いところによう やく手が届いたなぁ・・・」と受け取ってもらえれば幸いです。         



高校生向け整数の指数
<定義−1>     1) a =1×a×a×・・・×a ( 1 に a を i 回掛ける )     2) a−i=1÷a÷a÷・・・÷a ( 1 を a で i 回割る )
 「この定義はどこかのパクリなのだろう」との批判を頂きました。これに付いて 私は否定も肯定も致しません。そう思われる方は、どうぞそう思われて、このペー ジあるいはホームページ全体の評価をしてください。そのような評価に対して、私 は全く無関心です。ホームページの内容がパクリであろうとなかろうと、皆さんに お役に立つものが提供出来き、それを求める方が訪問して下されば、それで良いと 思っています。                              
<定理−1>     1) a=1     2) a=a     3) a−i=1/a <証明>1)を示す。 a=1 ( 1 に a を 0回掛ける,つまり 1回も掛けない ) 2)を示す。 a=1×a=a 3)を示す。 i 個−i=1÷a÷a÷a÷・・・÷a ( 1 を a で i 回割る ) i 個 =1/(1×a×a×a×・・・×a) =1/a <定理−2>     1) a×a=ai+j     2) a÷a=ai−j <証明>1)を示す。       イ)i>0,j>0 のとき, i 個 j 個         a×a=(1×a×a×a×・・・×a)×(1×a×a×a×・・・×a) i+j 個 =1×a×a×a×・・・×a =ai+j       ロ)i>0,j<0 のとき, 省略         j=−j'とおくと,         a×a=a×a−j' i 個 j'個 =(1×a×a×a×・・・×a)×(1÷a÷a÷a÷・・・÷a) i−j'個 =1×a×a×a×・・・×a i+j個 =1×a×a×a×・・・×a =ai+j       ハ)i<0,j>0 のとき, 省略         I=−I'とおくと,         a×a=a−i'×a i 個 j'個 =(1÷a÷a÷a÷・・・÷a)×(1×a×a×a×・・・×a) −i'+j個 =1×a×a×a×・・・×a i+j個 =1×a×a×a×・・・×a =ai+j       ニ)i<0,j<0 のとき,         i=−i',j=−j'とおくと,         a×a=a−i'×a−j' i'個 j'個 =(1÷a÷a÷a÷・・・÷a)×(1÷a÷a÷a÷・・・÷a) i'+j'個 =1÷a÷a÷a÷・・・÷a =ai+j      2)を示す。 省略 <定理−3>     1)a×b=(a×b)     2)a÷b=(a÷b) <証明>1)を示す。 イ)i>0 のとき, i 個 i 個×b=(1×a×a×a×・・・×a)×(1×b×b×b×・・・×b) i 個 =1×(a×b)×(a×b)×(a×b)×・・・×(a×b) =(a×b) ロ)0<i のとき, i=−i' とおくと, a×b=a−i'×b−i' i' 個 i' 個 =(1÷a÷a÷a÷・・・÷a)×(1÷b÷b÷b÷・・・÷b) i' 個 =1÷(a×b)÷(a×b)÷(a×b)÷・・・÷(a×b) =(a×b)−i' =(a×b) <定理−4>(a)=aij <証明> 省略 <定理−5> 0<i のとき,     1) 0<a<1 ⇔ 0<a<1     2) 1<a ⇔ 1<a     3) 0<a<1 ⇔ 1<a−i     4) 1<a ⇔ 0<a−i<1 <証明>i=i' とおく。(iは整数,i'は自然数) i'個 i個i'=a×a×a×・・・×a=1×a×a×a×・・・×a=a・・・・・・・・・・・・(1)     1)を示す。 0<a<1 ⇒ 0<a<1 を示す。 条件から,0<a<1 0<ai'<1 上の式と(1)から, 0<a<1 0<a<1 ⇒ 0<a<1 を示す。 条件から,0<a<1 上の式と(1)から, 0<ai'<1 0<a<1     2)を示す。 1<a ⇒ 1<a を示す。 条件から,1<a 1<ai' 上の式と(1)から, 1<a 1<a ⇒ 1<a を示す。 条件から,1<a 1<ai' 1<a     3)を示す。 省略     4)を示す。 省略 <定理−6>(m,n)∈Cα のとき,a(m,n)=aα <証明>条件から、(m,n)∈Cα        m−n=α          m=n+α     上の式と定義−1から、        a(m,n)=a/a=an+α/a=aα
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