<例題>△ABC の外接円周上の点Pから AB、BC、CA に下ろした垂線の足を L、M、N
とすとき、3点 L、M、N は一直線上にある。
(シムソンの定理)
<解答>条件より、
arg(LN÷NM)=arg{(LN/AC)÷(NM/AC)}
=arg(LN/AN)−arg(NM/NC)
=arg(NL/NA)−arg(NM/NC)
=arg(PL/PA)−arg(PM/PC)
∵ 条件より、∠PNA=∠PLA=90°であるから、
4点 P、N、L、A は円に内接する。
従って、arg(NL÷NA)=arg(PL÷PA)
∵ 条件より、∠PNC=∠PMC=90°であるから、
4点 P、N、C、M は円に内接する。
従って、arg(NM÷NC)=arg(PM÷PC)
={π/2−arg(PL/PA)}−{π/2−arg(PM/PC)}
=arg(AP/AL)−arg(CP/CM)
=0 ∵ 条件より、4点 P、A,B,C は円に内接するから、
arg(AP/AL)=arg(CP/CM)
上の式より、arg(LN÷NM)=0
∴ L,N,M は一直線上にある。
下のユークリット幾何学によるの証明と実質的に変わりませんが、優れた記号が
ある分有理です。この問題は LN*NM=・・・=0 とする方針では、多分迷宮
入りするでしょう。
<解答>△PAL と △PCM において、
条件より、∠PLA=∠PMC=90°
条件より、4点 P、A、B、C は円に内接するから、∠PAL=∠PCM
∴ ∠APL=∠CPM・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
条件より、∠PLA=∠PNA=90°であるから、
4点 P、N、L、A は円に内接する。
∠APL=∠ANL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
条件より、∠PNC=∠PMC=90°であるから、
4点 P、N、C、M は円に内接する。
∠CPM=∠CNM・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
(1)、(2)、(3) より、∠ANL=∠CNM
∴ L,N,M は一直線上にある。
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