例 題 


<例題>一辺の長さが 2a の正方形ABCD の辺 BC、CD 上を2点 E、F が |BE|=

    |CF| が成立しながら移動している。 直線 AE、BD の交点を P とするとき、P 

    はどこにあるか。

<解答>|BE|=|CF|=k とおく。

    条件より、AE・BF=(AB+BE)・(BC+CF)

              =AB・BC+AB・CF+BE・BC+BE・CF

              =AB・CF+BE・BC

              =−2a×k+k×2a=0

    上の式より、0=PA・PB

    辺 AB の中点を O とすると、

         0=(PO+OA)・(PO+OB)

          =PO・PO+PO・OB+OA・PO+OA・OB

          =PO・PO+(OB+OA)・PO+OA・OB

          =OP+(◎)・PO−a

       OP=a

    上の式から、点 P は中心が辺 AB の中心で、半径が |AB|/2 の円周上にある。

          但し、|BE|=|CF|≠0,2a から、四角形OACDの内部にあり、

          点 A、B は除く。


<例題>座標平面上に A(a,0)、B(0,a)、C(a,a) があり、直線 OA、AC 上に

    OD=CE となる2点 D、E がある。 このとき、BE⊥DF となる F が直線

    BE 上にあるとき、F はどこにあるか。

<解答>|OD|=t とすると、|CE|=t、0≦t<a

    条件より、0=DF・BE

          =(DB+BF)・BE

          =DB・BE+BF・BE

    BF=k・BE とおくと、

         0=DB・BE+k(BE・BE)

         k=(BD・BE)/BE=2at/BE

    BF=k・BE より、BF=k・BE 

            BO+OF=k・BE 

              OF=OB+k・BE

    上の式から、

       OF=(OB+k・BE)

          =OB+2k(OB・BE)+k×BE

          =OB+2k(−at)+k×BE

          =OB+2×2at/BE×(−at)+{2at/BE}×BE

          =OB−4a/BE+4a/BE

       OF=a

    上の式から、点 F は中心が原点で半径が a の円周上にある。

          但し、0≦t<aから、四角形OACD の内部にあり、

          点 A は除くが、点 B は除かない。


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