<例題>一辺の長さが 2a の正三角形ABC の内部にある点 P があり、次式成立していると
き、点 P はどこにあるか。
|PA|2=|PB|2+|PC|2
<解答>条件より、APS=BPS+CPS
(AN+NP)S=(BN+NP)S+(CN+NP)S
(AN)S+2(AN・NP)+(NP)S
=(BN)S+2(BN・NP)+(NP)S
+(CN)S+2(CN・NP)+(NP)S
(AN)S+2(AN・NP)
=(BN)S+2(BN・NP)+(NP)S+(CN)S+2(CN・NP)
(NP)S=2(AN・NP)−2(BN・NP)
−2(CN・NP)+(AN)S−(BN)S−(CN)S
=2(AN−BN−CN)・NP+(AN)S−(BN)S−(CN)S
AN−BN−CN=◎ とおくと、AN=BN+CN
(NP)S=2(◎・NP)+(AN)S−(BN)S−(CN)S
=(AN)S−(BN)S−(CN)S
=(BN+CN)S−(BN)S−(CN)S
=2(BN・CN)
AN=BN+CN から、AO+ON=BO+ON+CO+ON
O を BC の中点にとると、 ON=AO−BO−CO=AO=−OA
このとき、(NP)S=2×a×a×cos(π/3)=(2a)2
上の式より、P は BC を対称軸とする A の対称点を中心とし、
半径が 2a とする円周上にある。但し、三角形の内部
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