第 2 問


<問題>a,b,c を定数とし、a≠0、b≠0 とする。次の x の2次関数のグラフを G

    とする。

          y=ax+bx+c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)

    G が y=−3x+12bx のグラフと同じ軸をもつとき、

          a=(アイ)/(ウ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)

    となる。更に、G が点(1,2b−1)を通るとき、

          c=b−(エ)/(オ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)

    が成り立つ。

    以下(2)、(3)が成立するとき、(1) の2次関数とそのグラフ G を考える。


    (1)G とそのグラフがx軸と異なる2点で交わるような b の範囲は、

           b<(エ)/(オ)  (エ)/(オ)<b

       である。更に、G とx の正の部分が異なる2点で交わるような b の範囲は、

            (サ)/(シ)<b<(ス)/(セ)

    (2)b>0 とする。

       0≦x≦b における2次関数(1)の最小値が −1/4 であるとき、

                b=(ソ)/(タ)

       b≦x   における2次関数(1)の最大値が 3 であるとき、

                b=(チ)/(ツ)
  
       b=(ソ)/(タ)、b=(チ)/(ツ) のときの(1)のグラフを G、G とする。

       G を x軸方向に (テ)、y軸方向に (ト) だけ平行移動すれば、G と

       一致する。


<解答>(1) より、 y=ax+bx+c

           =a{x+(b/a)x}+c

           =a{(x+b/2a)−b/4a}+c

           =a(x+b/2a)−(b−4ac)/4a

    y=−3x+12bx から、

          y=−3x+12bx

           =−3{x−4bx}

           =−3{(x−2b)−4b}

           =−3(x−2b)+12b

    条件より、上の2つの2次関数のグラフの軸が一致するから、

           −b/2a=2b

             −1=4a

              a=−1/4

                           a=(アイ)/(ウ)

    条件より、(1)は点 (1,2b−1) を通るから、

           2b−1=a+b+c

               =−1/4+b+c

              c=b−(3/4)

              c=b−(エ)/(オ)

    (1)条件より、G を表わす2次関数は、

         y=−(1/4)x+bx+b−(3/4)

       上の式より、G とそのグラフがx軸と異なる2点で交わるには、

       方程式 −(1/4)x+bx+b−(3/4)=0 の判別式(D)が正であるから、

             D=b−4(−1/4)(b−3/4)>0

                4b+4b−3>0

               (2b−1)(2b+3)>0

                      b<−3/2 or 1/2<b・・・・・・・・・・・・・・(1)

              b<(エ)/(オ)  (エ)/(オ)<b

       G とそのグラフがx軸と正の部分で交わるには、x−4bx−4b+3=0

       の1次の係数が負で、定数項が正であるから、

               4b>0 and  −4b+3>0

                                 0<b<3/4・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)

       (1)、(2) より、 1/2<b<3/4

               (サ)/(シ)<b<(ス)/(セ)


    (1)条件より、G を表わす2次関数は、

              y=−(1/4)x+bx+b−(3/4)

        −4{y−b+(3/4)}

               =x−4bx

               =(x−2b)−4b

        −4{y−b+(3/4)}+4b

               =(x−2b)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)


     (2) イ)0≦x≦b のとき、−2b≦x−2b≦−b

             b≦(x−2b)≦4b・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)

          (3)、(4) より、b≦−4{y−b+(3/4)}+4b≦4b

                   −3b≦−4{y−b+(3/4)}≦0

                   3b/4≧y−b+(3/4)≧0

                 3b/4+b−(3/4)≧y≧b−(3/4)

          上の式から、y の最小値は、b−(3/4)

          条件より、このときの y の最小値は、−1/4 であるから、

                 b−(3/4)=−1/4

                     b=2/4=1/2

                      b=(ソ)/(タ)

        ロ)b≦x のとき、−b≦x−2b

              0≦(x−2b)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)

              (注意:ここは落とし穴ですよ。中学校で経験したでしょう)

            (3)、(5) より、0≦−4{y−b+(3/4)}+4b

             −4b≦−4{y−b+(3/4)}

               b≧y−b+(3/4)

                  b+b−(3/4)≧y

         上の式から、y の最大値は、b+b−(3/4)

         条件より、このときの y の最大値は、3 であるから、

                 b+b−(3/4)=3

                 4b+4b−3=12

                 4b+4b−15=0

                  (2b+5)(2b−3)=0

                       2b−3=0   ∵ b>0

                          b=3/2

                          b=(チ)/(ツ)

              b=1/2 のとき、a=−1/4、c=−1/4

          G の方程式は、y=−(1/4)x+(1/2)x−1/4

                  =−(1/4){x−2x}−1/4

                  =−(1/4){(x−1)−1}−1/4
、
                  =−(1/4)(x−2)


        b=3/2 のとき、a=−1/4、c=3/4

          G の方程式は、y=−(1/4)x+(3/2)x+3/4

                  =−(1/4){x−6x}+3/4

                  =−(1/4){(x−3)−9}+3/4
、
                  =−(1/4)(x−3)+3/2

        G と G の方程式より、x軸方向に 2、y軸方向に 3 平行移動すると、

        G が G のグラフになる。x軸方向に (テ)、y軸方向に (ト) 

 上記の解答は、2次関数問題を解くときの当ホームページお勧めの解法ですが、どう やら、それ程適当ではなさそうです。落とし穴に落ちる可能性大です。グラフを頭に描 いて教科書か参考書にあるように解答する方が足を落とすことが少ないでしょう。                センターの奴が当ホームページを封鎖するような問題を出しあがって、 何か恨みでもあるのかねぇ・・・。けしからん・・・!!!  当ホームページの2次関数問題の解き方を見てください。そんじょそこらの教科書と は解法の哲学が違います。但し、常にこの方が良いとも言えません。まぁ、問題により けり・・・???                               
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