<問題>点 O を中心とする円周上に4点 A、B、C、D がこの順にある。この四角形ABC
D の辺の長さは、AB=71/2,BC=2×71/2,CD=31/2,DA=2×31/2
である。
(1) ∠ABC=θ、|AC|=x とおくと、
△ABC から、x2=(アイ)−28cosθ
△ACD から、x2=15+(ウエ)−28cosθ
となる。よって、cosθ=(オ)/(カ)、x=(キク)1/2、円Oの半径は x=
(ケ)1/2 である。また、四角形 ABCD の面積は (コ)×(サ)1/2 である。
(2) 点 A における円 O の接線と点 D における円 O の接線の交点を E と
すると、∠OAE=(シス)°である。また、線分 OE と辺 AD の交点を
F とすると、∠AFE=(セソ)°であり、|OF||OE|=(タ) である。
更に、辺 AD と線分 OC の延長の交点を G とする。点 E から直線 OG
に垂線をおろし、その足を H とする。4点 E,G,(チ) は同一円周上にあ
る。(チ) は下から選べ
(0) C,F (1) H,D (2) H,F (3) H,A (4) O,A
従って、|OH||OG|=(ツ) である。
<解答>(1)条件から、(AC)S=(AB+BC)S=(AB)S+2(AB・BC)+(BC)S
=7+2(AB・BC)+28
=2(AB・BC)+35・・・・・・・・・・・・・・・(1)
(AC)S=(AD+DC)S=(AD)S+2(AD・DC)+(DC)S
=12+2(AB・BC)+3
=2(AD・DC)+15・・・・・・・・・・・・・・・(2)
(1)−(2) 0=2(AB・BC)−2(AD・DC)+20
=AB・BC−AD・DC+10
=−BA・BC+DA・DC+10
=−71/2×2×71/2×cos(θ)
+2×31/2×31/2cos(π−θ)+10
=−7cos(θ)+3cos(π−θ)+5
=−7cos(θ)−3cos(θ)+5
10cos(θ)=5
cos(θ)=1/2
上の式より、(AC)S=2(AB・BC)+35=−2(BA・BC)+35
=−2×71/2×2×71/2×(1/2)+35
=−14+35=21
|AC|=(21)1/2
cos(θ)=1/2 から、
sin(θ)={(1−(1/2)2}1/2=31/2/2
円 O の半径を R とすると、正弦定理から、
(21)1/2÷31/2/2=2R
71/2=R
R=71/2
s(□ABCD)=(1/2)(BD*CA)
2s(□ABCD)=BD*CA
=BC*BA+DA*DC
=|BC||BA|sinθ+|DA||DC|sin(π−θ)
=14×sinθ+6sinθ
=20×sinθ
=20×31/2/2
=10×31/2
s(□ABCD)=5×31/2
当ホームページの外積を見てください。穴埋め問題ですから、どんな解法でも構い
ません。そうは言っても、本格的に外積を使うのはここでは適当ではありません。
(2)∠OAE=90°、∠AFEE=90°
△AOF∽△EOA から、
|AO|:|EO|=|OF|:|OA|
71/2:|EO|=|OF|:71/2
|OF||OE|=7
∠EFG=∠EHG=90°から、4点 A、F、H、G は同一円周上にある。
△OHE と △OFG において、
∠EOH と ∠GOF は共通
∠OFE=∠OFG=90°
上の式より、△OHE∽△OFG から、
|OH|:|OF|=|OE|:|OG|
|OH||OG|=|OF||OE|=7
問題に、従って、 |OH||OG|=(ツ) とあるのは ∠OEH=∠OGF を使わせ
かったのでしょう。それに拘ることはありません。まぁ、能無しの作った問題の誘導
は邪魔にしかならない・・・?
参 考
当ホームページの外積を使って四角形 ABCD の面積を求めると、こうなります。
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