6÷0.2=6÷2×10
0.2 の10倍が 2 と約束してあるから、
6÷0.2:6÷2=2÷0.2:2÷2=10:1
6÷0.2=6÷2×10
0.2 で割れと言われて、10倍も大きな 2 で割ったの、馬鹿でない・・?
まぁ、まぁ、後から10倍させて、勘弁してやって、半丸を付ける。こんな先生
はいませんかねぇ・・・。
6 の中に 0.2 がいくつあるか・・・?
6 の中に 2 が 3つある。2 の中に 0.2 が 10個あるから、6 の中に
0.2 が 30個ある。こう考えても構いません。
俺なら「1 の中に 0.2 が 5 個あるから、6 の中に、その5倍の 30個
ある」とやるねぇ・・・。
俺なら「6 を 2等分すると一つが 3 で、その 3 の中に 0.2 が 15個
あるから、6 の中には、2倍の 30個ある」とやるねぇ・・・。
まぁ、色々あります。何しろ、数千年の歴史があります。数学が得意な人、そ
うでない人、そんな大勢の人々の合作だったでしょう。ご好きなようにやりなさ
い。それこそが本来の算数であって、その活用範囲を広げてくれます、先生に習
ったことだけを繰り返すのは算数とは言えません。ここでは、小数から分数へと
進化させることを念頭に置いてあります。
実は、上のように大上段に振りかぶって計算している者は殆どいません。小学
校の先生が教えませんから。大概の者は近道の計算を覚えて、それしか頭に残ら
なくなり、そして、落ちこぼれへと・・・。それが普通です。学校ではこれを落
ちこぼれとは言いませんから、どうぞご安心下さい。では、大概の者がやってい
る工夫された近道の計算とは? まぁ、これを説明する必要が無いでしょう。
6÷0.2=60÷2=30
割り算をすると、大きな数になる、おかしいねぇ・・・?
0.2 で割るとは、2 で割った後から10倍することですよ。
大きくなって当然でしょう。
小数の割り算は自然数の割り算とは違うんです。
<例題>次の計算をしなさい。
1) 6÷0.2 2) 12÷0.3
3) 300÷0.06 4) 0.15÷0.05
5) 2.5÷0.05 6) 8.1÷0.003
7) 0.024÷1.2 8) 100÷0.1
9) 1.5÷0.05 10) 0.040÷0.5
<解答>1) 6÷0.2=6÷2×10=3×10=30
2) 12÷0.3=12÷3×10=4×10=40
3) 300÷0.06=300÷6×100=50×100=5000
4) 0.15÷0.05=15÷5=3
5) 2.5÷0.05=250÷5=50
6) 8.1÷0.003=8100÷3=2700
7) 0.024÷1.2=24÷1200=24÷12÷100=2÷100=0.02
8) 100÷0.1=1000÷1=1000
9) 1.5÷0.05=150÷5=30
10) 0.045÷0.5=45÷500=45÷5÷100=15÷100=0.15
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