<定義−1>OP=(k/|OQ|)2・OQ によって定まる点 Q から点 P への変換を反転変換
と言いい、O を反転の中心、半径 k の円を反転円と言う。 但し、OQ≠◎
<定義−2>|OP|×|OQ|=k2、arg(OP)=arg(OQ) によって定まる点 Q から点 P へ
の変換を反転変換と言いい、O を反転の中心、半径 k の円を反転円と言う。
但し、OQ≠◎、OP≠◎
定義−1 から、定義−2へ
定義−1 から、OP=(k/|OQ|)2・OQ
|OP|=(k/|OQ|)2|OQ|
|OP||OQ|=(k/|OQ|)2|OQ||OQ|=k2
(k/|OQ|)2>0 より、
arg(OP)=arg{k/|OQ|)2・OQ}=arg(OQ)
arg(OP)=arg(OQ)
定義−2 から、定義−1へ
定義−2 から、
|OP|×|OQ|=k2
|OP|=k2/|OQ|
=(k2/|OQ|)÷|OQ|×|OQ|
=(k/|OQ|)2×|OQ|
定義−2 から、arg(OP)=arg(OQ) で、(k/|OQ|)2>0 より、
OP=(k/|OQ|)2・OQ
定義−2 は数学の本にある定義で、定義−1 これをは複ベクトルで書き変えた定
義です。どちらも同じで、どれを定義としても構いませんが、後に続く定理の証明法
が違ってきます。
何を定義にするか・・・? これによって証明が容易になったり、困難になったり
します。まぁ、まぁ、そこまでは我慢出来るが・・・、分野によって、証明が可能に
なったり、不可能になったりします。
微分積分の分野では、数百年の年月を費やし、西洋の全ての天才数学者の頭脳を投
入し、それでも・・・、どうにもなっていない。それは・・・、どうにかなるような
定義を作っていなかったのである・・・!!!
前進せよ、されば、信念は汝に来たらん。
数学は宗教ではありません。
ダランベールは天才数学者であっても、教祖様と認めることは出来ません。20世
紀最大の科学者、アインシュタインであっても、教祖様と認める者はどこにもいませ
ん。多分・・・、中身は・・・、そんじょそこらの教祖様を遥かに超えてはいるので
しょうが・・・???
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