比例式の変換式
(1) x:y=m:n x=km y=kn
(2) a/b=c/d a/b=c/d=k
整式の掛け算のをするための変換式
(1) (x−3)(x+6) x−3=y or x+6=y
(2) (x2−3)(x2+3) x2=u
(3) (x+y−3)(x+y+3) x+y=z
(4) (x2+2x−3)(x2+2x+1) x2+2x=z
(5) (a+b+c)(−a+b+c)(a−b+c)(a+b−c) a+b+c=x
因数分解をするための変換式
(1) f(α)=0 のとき,x−α=u とおくと,f(x) が因数分解できる。
(2) a2x+bx+c
1) ax=u 2次の係数が消える変換
2) x−b/2a=u 1次項が消える変換
3) x−α=u ( α は a2x+bx+c=0 の解) 定数項消える変換
(3) 2元,3元の整式
1) 対称式は x+y=u,xy=v
2) 交代式は x−y=u
(4) x3−3pqx+(p3+q3) p+q=α,pq=β or x+p+q=y
(5) x4+px2+q2 x2=y or x2−q=y or x2+q=y
(6) ax4+bx3+cx2+bx+a x+1/x=y
2次式の問題を解く変換式
a2x+bx+c
(1) ax=u 2次の係数が消える変換
(2) x+b/2a=u 1次項が消える変換
(3) x−α=u (a2x+bx+c=0 の解) 定数項消える変換
2元の整式を解く変換式
(1) f(x,y)=C の解を a、b とするとき、x−a=u,y−b=v と
おくと、定数項が無い整式となる。
(2) xy+ax+by+c=0 は x+a=u,y+b=v とおくと、
一次の項が無い整式となる。
三角関数の問題
(1) cosθ=x, sinθ=y
(2) acosθ+bsinθ θ−α=Θ (但し,tanα=b/a)
(3) acosθ+bsinθ a=rcosα,b=rsinα (但し,tanα=b/a)
漸化式の問題を解く変換式
(1) 漸化式 an+1+pan+q=0 で表される数列は,an−k=bn とおくと,
bn=−pbn-1 但し,k は方程式 x+px+q=0 の解である。
(2) 漸化式 an+2+pan+1+qan=0 で表される数列は,
an+1−αan=bn,an+1−βan=cn とおくと,
bn+1=βbn,cn+1=αcn 但し,α,β は方程式 x2+px+q=0
の解である。
(3) 漸化式 an+1=(pan+q)/(an+r) で表される数列は,方程式
x=(px+q)/(x+r) の解が α,β のとき,
(an−β)/(an−α)=bn とおくと,bn+1=kbn となる。
(4) 漸化式 an+1=(pan+q)/(an+r) で表される数列は,
方程式 x=(px+q)/(x+r) の解が α,β のとき,
(an−β)/(an−α)=bn とおくと,bn+1=kbn となる。
(5) 漸化式 an+1=(pan+q)/(an+r) で表される数列は,方程式
x=(px+q)/(x+r) の解が重解 α を持つとき,
1/(an−α)=bn とおくと,bn+1−bn=1/(p−α) となる。
(6) 漸化式 an+1=pan+qbn,bn+1=ran+sbn で表される数列で,
方程式 x=(q+xs)/(p+xr) の解が α のとき,an+ αbn=cn
とおくと cn は等比数列となる。
微分計算の変換式
(1) y=f(ax+b) ax+b=u
(2) y=ax ax=eu
積分計算の変換式
(1) ∫f(ax+b)dx ax+b=u
(2) ∫f'(x)/f(x)dx f(x)=u
(3) ∫x2(x3+2)4dx x3+2=u
(4) ∫(x2+1)−1dx x=tanθ
(5) ∫axdx ax=eu
(6) ∫f(sinx)cosxdx sinx=u
(7) ∫f(cosx)sinxdx cosx=u
(8) ∫tanθdθ u=sinθ
(9) ∫(1−x2)1/2dx cosθ=x,sinθ=x
(10) ∫(x2+1)−1/2dx x+(x2+1)1/2=u
(11) ∫f(x)g(x)dx F(x)g(y)=u or f(x)G(y)=u
(12) ∫xsinxdx xcosx=u
(13) ∫logxdx xlogx=u
微分方程式を解く変換式
f(x)dx+g(y)dy=0(変数分離型)
du=f(x)dx,du=g(y)dy,du=mf(x)dx+ng(y)dy
高校生はこれ一つ知っていれば良い。
「この問題にはこんなうまい変換がある」こんなことをご存知の方は教えてください。
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