図形の問題を解くとき、既に解かれた問題の結果を使って解く。これはユークリ
ット幾何学の「定理」のようなものです。当HPでは、そんなズルを出来るだけ避
けたい、こんな方針です。その理由は証明の拠り所を複ベクトルにすれば、その必
要がなくなります。つまり「公理、公準」に到達しません。また、最短の証明を封
さされる可能性があるからです。更には、数学が「秀才の得意な暗記科目」に変身
するからです。
さりながら「既に解かれた問題の結果を使って解く」これは経験を積み重ねなが
ら、一歩一歩前に進むこと、つまり「学習の本道」であって、この本道を否定して
いる訳ではありません。これは「経験の積み重ねを、数学としての究極の拠り所に
すべきでない」と警告しているだけです。
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