ユークリット幾何学では、問題にある図形の線だけでは、どうにもならないこ
とがあります。解くのに有効な線を追加しなくては解けません。この線を「補助
線」と言います。この補助線が解法の生命線になることが有ります。何と、これ
がエスカレートして、1本や2本の線では足りなくなって、何本も使った図形を
追加して解きましょう・・・? 「江戸のカミソリ頭脳は、何こそ考える」と思
いきや・・・、何と・・・、これが西洋にもあります。数学史家が知らない秘密
のルートで日本に入って来たのかも知れません。これが和算家の頭脳に浮かんだ
とは考え難い・・・。イエ、イエ、そんなことはありません。答えに繋がらない
色々な補助線を何本も何本も引いている間に「反転図形」へ・・・。これは必然
の流れかも知れません。これは江戸の和算家の閃きで・・・、それが遠く西洋に
流れた・・・。こんなことを示す古文書が、どこかの算額の裏側に眠っていませ
んかねぇ・・・???
補助線を使って解く究極の解法に到達したら、今度は、逆向きにし、補助線を
可能な限り使わない解法へ・・・。それが「複ベクトル幾何学」です。こう言え
ば、デカルトさんの祟りがあるかも知れませんねぇ・・・??? 「それは俺が
やったことであって、この俺の前を黙って通り過ぎて、完全無視・・・とは、言
語道断」と言って、墓の下から化けて出られたら、どこに隠れようか知ら???
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